球団最多安打記録を塗り替えた阪神・鳥谷敬 球団史に名を刻む記録の数々
チームへの貢献度を示す四球数歴代1位
〇二塁打
1藤田平 355
2鳥谷敬 345
3藤村富美男 339※
4吉田義男 273※
5遠井吾郎 253
〇三塁打
1金田正泰 103
2吉田義男 70※
3藤村富美男 63※
4藤田平 50
5鳥谷敬 48
〇塁打数
1藤田平 3140
2掛布雅之 3015
3鳥谷敬 2920
4藤村富美男 2831※
5真弓明信 2798
〇通算打点
1藤村富美男 1126※
2掛布雅之 1019
3真弓明信 824
4岡田彰布 822
5鳥谷敬 817
〇四球
1鳥谷敬 1033
2掛布雅之 819
3金田正泰 764
4金本知憲 707※
5藤村富美男 631※
鳥谷は2003年、早稲田大からドラフト自由枠で阪神に。2年目からは正遊撃手としてフル出場してきた。NPB史上2位の1939試合連続出場も記録した。これらの記録は長くやっていれば伸びるものではあるが、厳しい競争の世界で、レギュラーの地位を15年以上も維持し続けたのは大変なことだ。
特に四球数が歴代1位であることは、チームへの貢献度を考えれば高く評価できよう。通算安打数は、現役選手では福留孝介の679安打がこれに次ぐ。阪神生え抜きでは俊介の309安打。金本監督は若手選手を積極的に登用しているが、鳥谷に次ぐ生え抜き選手が育っていないのが頭の痛いところだ。
今年は各球団の大物選手の引退が相次いでいるが、鳥谷の去就も気になるところだ。阪神のレジェンドとなった鳥谷に、もうひと踏ん張りの奮起を期待したいところだ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)