チーム救った田中将大「全てを出し切れていた」敵地で勝利掴み「最高の結果」
2発&好リードの捕手サンチェスに「どちらの仕事も今日は素晴らしかった」
■ヤンキース 6-2 Rソックス(日本時間7日・ボストン)
ヤンキースの田中将大投手が6日(日本時間7日)、敵地での地区シリーズ第2戦レッドソックス戦に先発し、5回3安打1失点と好投。敵地で貴重な勝利を飾り、「最高の結果になったと思う」と表情を緩めた。
立ち上がりからレッドソックス打線を寄せ付けなかった。ここ2試合、キレの悪かったスプリットは「最近の2試合よりは全然よかったと思います」と手応え十分。スライダーとスプリットを巧みに組み合わせながら、内外角を攻めた。4回にボガーツへの内角高め速球をソロ弾とされたが、「1人1人、1球1球というところは神経使って投げた」とアウトの山を築いた。
5回を投げ終えて、球数はわずか78球。シーズン中であれば十分続投できる状況だったが、第1戦を落としたヤンキースは必勝体制。ブーン監督は鉄壁の救援陣を投入する決断を下した。田中は「もう自分の全てを出し切れていたと思いますし、こういう風にマウンドを下りることもポストシーズンではあることだと思う。次の登板にぶつければいいと思うし、次の登板につなげていけばいいと思う」と納得してマウンドを下りた。
この日は女房役のサンチェスが2回にソロ弾、7回には3ランと2本塁打4打点の援護を送った。マスクをかぶっても好リードでバックアップ。田中は「どちらの仕事も今日は素晴らしかったと思います」と、相棒の活躍を笑顔で称えた。
負ければ地区シリーズ突破に黄色信号が灯る重要な一戦で勝利を得たことは率直にうれしい。
「敵地で1勝1敗のタイで(ホームに)帰れるっていうことは、すごく大きいと思っていた。だから、こういう結果になって最高の結果になったと思うので、次のホームでまたいいゲームをしていきたいなって思います」
8日(同9日)からは戦いの場を本拠地ヤンキースタジアムに戻す。この日、快勝した勢いをそのままに第3戦も勝利して、地区シリーズ突破に王手をかけたい。
(Full-Count編集部)