ヤ軍遊撃グレゴリアスがTJ手術 来季開幕は絶望も指揮官「大半はプレーできる」
地区シリーズの守備中に負傷か
ヤンキースのディディ・グレゴリアス内野手が右内側側副靱帯を損傷し、近日中にも靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けることになった。12日(日本時間13日)にヤンキースタジアムで会見を行ったアーロン・ブーン監督が明らかにしたもの。球団公式サイトをはじめ、複数の現地メディアが報じている。
来季こそは10年ぶりワールドシリーズ制覇を果たしたいヤンキースに早くも痛手だ。正遊撃手のグレゴリアスがトミー・ジョン手術を受けることになった。報道によれば、敵地フェンウェイパークで行われたレッドソックスとの地区シリーズ第1戦、第2戦のいずれかの守備中に、外野から返球した際に痛めた模様。MRI(磁気共鳴画像装置)検査の結果、靱帯損傷が見つかったという。
具体的な手術の日程は決まっていないが、近日中にも行われる予定で、ブライアン・キャッシュマンGMは復帰時期こそ明確にしなかったが「夏場のいつか」と回答。ブーン監督は、正遊撃手は開幕に間に合わないものの「現実的な可能性として、シーズンの大半はプレーできると思う」と楽観的な見解を示しているという。
トミー・ジョン手術は一般的に投手が多く受けるが、今年5月にはドジャース遊撃のコーリー・シーガーが受けて、来季開幕には間に合う見通し。10月1日(同2日)にはエンゼルス大谷翔平投手が受け、来季は野手としての出場に専念する見込みだ。
ヤンキースは今季二塁でブレイクしたグレイバー・トーレス内野手を遊撃で起用することもできるが、今回のグレゴリアスの手術により、オフにフリーエージェントとなるマニー・マチャド内野手(ドジャース)獲りに加速するという見方もあるようだ。記事によれば、キャッシュマンGMは「あらゆる情報をオーナーのハル・スタインブレナー氏に提供し、そこから財政面での指示が下される。あらゆる選択肢を探りたい」と、現段階での方向性については明言しなかったという。
思わぬ故障に見舞われたヤンキース。今オフにどんな補強策を練ってくるのか、目が離せなさそうだ。
(Full-Count編集部)