打線は鷹、投手はハムがやや有利か パ・リーグCS1stを対戦成績から占う
ホークスの初戦先発はミランダ、ハム救援は石川と宮西が好成績
◯ソフトバンク先発候補の日ハム戦戦績
ミランダ 1試1勝0敗6回2/3 防御率0.00
千賀滉大 2試1勝1敗13回2/3 防御率2.63
東浜巨 3試1勝1敗19回1/3 防御率3.72
武田翔太 5試1勝2敗29回 防御率3.72
中田賢一 6試1勝0敗19回2/3 防御率3.66
バンデンハーク 4試1勝2敗20回2/3 防御率8.27
終盤、最も調子が良かったミランダに初戦の先発を託す。以下、千賀、東浜の順と発表されている。ミランダは9月23日の日ハム戦では6回2/3で4四球を出したが1被安打、自責点0と好調だった。
◯日本ハム先発候補のソフトバンク戦戦績
上沢直之 6試4勝2敗45回 防御率2.20
マルティネス 4試1勝2敗29回 防御率1.86
加藤貴之 4試1勝1敗16回2/3 防御率7.02
有原航平 4試2勝2敗23回 防御率7.43
高梨裕稔 4試0勝2敗19回2/3 防御率9.15
上沢は4勝。そして1勝しかしていないがマルティネスは防御率が1点台、2人の実績がずば抜けている。この2人が軸になるのは間違いないところだ。
◯ソフトバンク救援投手陣の日ハム戦績
石川柊太 7試3勝1敗0S2H 15回2/3 防御率2.30
嘉弥真新也 15試0勝0敗0S5H 7回1/3 防御率1.23
加治屋蓮 15試0勝1敗0S6H 11回2/3 防御率5.40
森唯斗 12試0勝2敗4S1H 11回1/3 防御率7.94
石川は8月に救援に回ってからは好投。3勝1ホールドはすべて救援で挙げたものだ。ワンポイントの嘉弥真も数字を残しているが、加治屋と新クローザーの森が打ち込まれているのが気になるところ。ソフトバンクは武田など先発陣も救援に回すと考えられる。
◯日ハム救援投手陣のソフトバンク戦績
石川直也 7試1勝0敗5S1H 7回 防御率1.29
宮西尚生 8試0勝1敗0S7H 8回 防御率2.25
公文克彦 12試0勝0敗0S3H 9回 防御率4.00
トンキン 8試1勝1敗1S5H 7回2/3 防御率5.87
シーズン途中でクローザーをトンキンと交代した石川が5セーブ1ホールド。セットアッパーの宮西も7ホールドと実績を残している。救援陣は日ハムがやや有利か。
打撃ではややソフトバンク優勢、投手では日本ハムが少し優位だが、ソフトバンクのホームゲームであることがどう影響するかも見逃せないところだ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)