増加続くプロ野球の観客数 最終的に史上最多更新、NPB12球団で2555万人超
楽天は3.9%減、ロッテは激増
◯パ・リーグ
3(3) ソフトバンク 256万6554人 平均3万6149人 +3.0%
7(5) 日本ハム 196万8916人 平均2万7731人 -4.3%
9(10) 西武 176万3174人 平均2万4833人 +6.9%
10(9) 楽天 172万6004人 平均2万3972人 -3.9%
11(12) ロッテ 166万5133人 平均2万3127人 +13.2%
12(11) オリックス 162万5365人 平均2万2575人 -0.4%
ソフトバンクは3%の増加。12球団で3位の座をキープ。日本ハムは4.3%減。観客動員が200万人を割った。大谷翔平の移籍が響いた可能性はあるだろう。西武は6.9%の大幅増。昨年後半からチームが好調なこともあり平均で2万5000人に迫っている。
楽天は昨年はCSに出場したが、今年は春先から下位に低迷。梨田監督も辞任。これが響いたか3.9%減。激増したのがロッテ。チームは6位から5位に上がったが、井口新監督の効果か、福浦和也の2000本安打カウントダウンの影響か、1試合当たり2700人もの増加となった。オリックスは微減だった。
パ・リーグ観客動員は1131万5146人。平均は2万6376人。1.8%増はセよりも多いが、好調のチームと不調のチームがはっきり分かれたのが気がかりだ。
若年の野球人口が急減している中、プロ野球の観客数は拡大を続けている。この現象が今後どのように変化するか、注目していきたい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)