野球の「知りたい」がここに。ベースボール専門メディア

【林昌範の目】巨人下克上へ キーマンは高橋監督を師と仰ぐベテランの存在

セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは3位・巨人が2位・ヤクルトに2連勝でファイナルステージ進出を決めました。

巨人・高橋由伸監督【画像:(C)PLM】
巨人・高橋由伸監督【画像:(C)PLM】

現役時代の高橋監督と自主トレを共にした亀井

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは3位・巨人が2位・ヤクルトに2連勝でファイナルステージ進出を決めました。

 巨人は高橋由伸監督が辞任を発表してからCSの2連戦を含めて4戦全勝。選手全員が一つにまとまっていてチームの「和」で戦っている雰囲気を強く感じます。もちろん戦い方も素晴らしいです。ヤクルトの主力選手に対してインサイドを上手く使って本来の打撃をさせなかった小林捕手のリード、そのリードにしっかり応えた投手陣。

 特にエース・菅野投手は2戦目にノーヒットノーランと圧巻の投球でした。打撃陣も坂本・長野・マギー選手は自分のタイミングでしっかりバットを振れていました。その中でこのシリーズのキーマンだったのは亀井選手ではないでしょうか。1戦目に代打で追加点の適時打、2戦目は貴重な追加点の2ランを放ちました。

 亀井選手は監督の辞任にチームで一番ショックを受けたかもしれません。現役時代に由伸監督と共に自主トレを行い、自身の調子が落ちた時にアドバイスを受けていました。常に背番号「24」の背中を追いかけていた気がします。

 師匠のような存在だった方が辞任を決め、負けたら終わりの短期決戦。1日でも長く同じユニフォームを着るためにも「なんとか自分のバットで決める」。そんな気持ちだったと思います。菅野投手も「監督と一日でも長く野球がしたい」とインタビューで話していました。

 由伸監督もベンチでガッツポーズをしたり、笑顔で本塁打を打った選手を出迎えたりするなど凄く良い表情で指揮をとっています。個人的なことですが、僕自身も現役時代に一緒にプレーさせて頂き、かわいがって頂いた恩師です。色々な感情が入り混じった特別な思いで試合を見てしまいますね。

 リーグ3連覇を飾った広島はチームを長年引っ張ってきた新井選手が今年で引退を表明をしています。「新井選手と一日も長く一緒に野球がしたい」と広島ナインは強い気持ちで巨人を迎え撃つでしょう。ファイナル・ステージは両球団の想いがぶつかり、1球たりとも目が離せない試合になると思います。(元巨人、日本ハム、DeNA投手)

文/構成 ココカラネクスト編集部 平尾類

人気記事ランキング

  • 「Full-Count」×「teams LEAGUE」
  • 「NO BASEBALL, NO LIFE.」 ×「Full-Count」