西武CSファイナルSに向け辻監督は真っ向勝負 「ガチンコ勝負ができる」

就任1年目の昨年はリーグ2位でファーストステージで敗退

 就任1年目の昨年は2位ながらファーストステージで敗退。悔しい思いをしたが「今回はファイナルステージで状況が違う。やることは一緒だが、試合の流れの中で当然ミスすることもあるし、打たれることもある。そこでミスしたことは過去のこと。みんなで前向きに、負けたら次の試合、打てなかったら次の打席というふうに、気持ちをうまくコントロールすることが1番大事だと思う」と短期決戦における心構えを説いた。

 短期決戦では細かいミスが命取りになる。前日には投内連携の細かい部分の確認も行った。ナインたちを信頼している指揮官は「あの終盤のきついところでやってきた選手たちだから、心配はしていない。ミスはつきもの、そんなものはいい。戦いにおいては、前向きに。我々はいつも通りやるしかないです」と語った。

 2018年ペナントレースの激戦で1度も他チームに譲らずトップで走り抜けた選手たちに、指揮官は全幅の信頼を寄せている。会見で見せた笑顔は、その信頼の証なのかもしれない。

「レギュラーシーズンの胴上げをここで出来なかったので、選手とファンとみんなで分かち合えるような結果になればいいかなと思います」と、本拠地での胴上げを誓った辻監督。ホームでの大声援を背に受けて「いつも通り」の戦いで、CS突破を目指す。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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