打力で広島優位 巨人は菅野の使い方がカギ…CSファイナルS展望【セ編】
ブルペンは巨人に相性いい投手が揃う広島 巨人は先発の頑張りが頼り
〇主な投手の対戦成績(巨人は対広島、広島は対巨人)
広島
大瀬良 防2.25 5試合2勝1敗 32回 23奪三12失点
野村 防5.22 5試合2勝2敗 29回1/3 15奪三19失点
ジョンソン 防3.50 3試合2勝0敗 18回4奪三8失点
岡田 防4.38 5試合3勝1敗 24回2/3 18奪三13失点
一岡 防1.42 14試合0勝0敗2S8HP 12回2/3 17奪三3失点
フランスア 防1.10 10試合1勝0敗1S5HP 16回1/3 26奪三4失点
中崎 防4.38 13試合1勝1敗7S2HP 12回1/3 9奪三7失点
巨人
菅野 防2.79 6試合3勝2敗 42回 46奪三13失点
今村 防5.31 4試合2勝0敗 20回1/3 15奪三13失点
吉川光 防6.63 5試合0勝1敗 19回 11奪三14失点
メルセデス 防6.00 2試合0勝1敗 12回 5奪三8失点
上原 防5.87 8試合0勝2敗 0S 2HP 7回2/3 6奪三5失点
畠 防3.00 2試合0勝0敗0S 1HP 3回 3奪三1失点
山口俊 防6.62 5試合2勝2敗 1HP 17回2/3 19奪三14失点
広島は一岡、フランスアが巨人戦の防御率1点台。ここには掲載していないが、アドゥワも巨人戦の防御率2.61、ジャクソンも2.35と悪くない。相性がよくないのは、5試合で防御率10.80の今村ぐらいか。
巨人は菅野と登板数が少ない畠以外は防御率は5点、6点台と広島打線に打ち込まれている。ただ、今村は防御率5点台ながら2勝0敗と相性は悪くない。現在、菅野の次に安定感のあるメルセデスも、広島戦に限っては2試合しか登板していないが、今のところ良績はない。
数字からは広島の優位は動かないが、昨年もファイナルステージでDeNAの勢いに圧倒され、2勝4敗(アドバンテージ1勝を含む)で敗退。巨人はCSファーストステージで菅野のノーヒットノーランという完璧な勝利を収め、広島も警戒を強めているだろう。切り札の菅野は戦況に余裕があるなら第4戦、初戦、第2戦を落として後がなくなった場合は第3戦に中4日で先発か。いずれの場合でも、菅野で1勝を見込むとしても、その後の試合でブルペン待機があるのか。使いどころが難しい。
巨人が初戦を取ればアドバンテージを解消でき、広島が取ればアドバンテージ含め2勝0敗と圧倒的優位に立つ。まずは初戦が大きなポイントとなりそうだ。
(Full-Count編集部)