エンゼルスが本拠地の賃貸契約を破棄 アナハイムから移転の可能性も?
今季から大谷が所属、球団社長は「ファンを楽しませるための方法に目を向けることは重要」
今季から大谷翔平投手が所属するエンゼルスが、本拠地エンゼルスタジアムの賃貸契約を16日(日本時間17日)にオプトアウト(契約破棄)したと地元メディアが報じた。2020年シーズンから本拠地を移転する可能性もあるとしている。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「エンゼルスがエンゼルスタジアムの賃貸契約をオプトアウトするが、必ずしも彼らがその地を去ることになるとは限らない」とのタイトルで伝えた。記事では、エンゼルスがアナハイム市との賃貸契約をオプトアウトしたことに言及しつつ「球団が長らく本拠を構えるこの都市に残るのか、それとも南カリフォルニアの別の都市を本拠地として設けるのかということに関しての、新たな交渉をするための準備を進めていく」としている。
2019年まで同球場を使用することは決まっているが、ジョン・カーピーノ球団社長は「あらゆる選択肢、そして現在も将来にもファンを楽しませるための方法に目を向けることは重要なことだ」と話しているという。また、広報部のマリー・ガーベイ氏は同紙の取材に対して「現在の賃貸契約では、火曜日までにオプトアウトすることが必要となる。もしくは次に訪れる(オプトアウトの)チャンスである2028年まで待つことになる。今日か、今から10年後か。その間の時間という選択肢はありません」と答えている。そのため、このタイミングでオプトアウトという選択を取ったようだ。
エンゼルスタジアムは現在のメジャーで4番目に古いスタジアム。ただ、エンゼルスは人気球団で、記事では毎年チケットの売り上げが300万枚に達するのはヤンキースとエンゼルスだけであることにも言及している。ガーベイ球団社長は「我々は市長、そして市議会と腰を据えて話を進めていきます。あらゆる選択肢に目を向けていくことになります」と話しており、今後の交渉の行方に注目が集まる。
(Full-Count編集部)