元Gマイコラス、選手会選定「カムバック賞」最終候補に 「最も安定した先発」
メジャー復帰1年目で18勝を挙げ最多勝を獲得したマイコラス
メジャー復帰1年目で18勝(4敗)を挙げ最多勝を獲得した元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手がMLB選手会が選定する「カムバック賞」ファイナリストに選出された。
カージナルスの先発投手陣を引っ張り、エース級の活躍を見せた“逆輸入右腕”。MLB選手会は逆境を乗り越えて2018年シーズンに素晴らしい活躍を見せた選手を、各リーグの選手間投票により選出。「2018年プレイヤーズ・チョイス・アワーズのカムバック賞」ファイナリストにマイコラスが名を連ねた。
昨年オフに巨人からカージナルスに移籍し18勝4敗、防御率2.83の成績を残した。18勝はリーグ最多で勝率.818も1位と圧倒的な成績。さらに四球は最少の「29」と先発投手として安定感ある投球はメジャーでも改めて評価されている。
マイコラスはパドレス、レンジャーズに在籍した2012年から14年までの3年間で通算4勝6敗、防御率5.38と思うような投球ができず14年に自由契約となり巨人に移籍し日本では3年間で31勝13敗、防御率2.18の成績を残し今季から再びメジャーに復帰した。
選手会のホームページではマイコラスを「カージナルスの最も安定した生産性のある先発投手となり、シーズン最後の5登板で勝利投手となった。30歳の右腕は多くの球種と安定した制球で18勝を挙げ、ジョン・レスター、マックス・シャーザーと並んで最多勝利を飾った」と称賛している。
ナ・リーグではマイコラス以外にダイヤモンドバックスのクレイ・バックホルツ、ドジャースのマット・ケンプ、ア・リーグではインディアンズのマイケル・ブラントリー、レッドソックスのデビッド・プライス、アスレチックスのエドウィン・ジャクソンが候補となっている。
なお、選手会が選定する「カムバック賞」は各リーグ1人が選出され最終結果は11月27日(日本時間28日)に発表される。
(Full-Count編集部)