菅野は6回目の受賞 月間MVP獲得数の上位に並ぶ選手はNPBの真の実力者
田中将大は5か月連続月間MVP受賞の離れ業
田中将大は2013年、24勝0敗という大活躍をしたが、5月から9月まで5か月連続で月間MVPに選ばれ、イチローの10回を一気に抜いた。
現DeNA監督のアレックス・ラミレスはヤクルト、巨人、DeNAで月間MVP。3球団で月間MVPを獲得したのはラミレスだけだ。
巨人の菅野はこれが6回目の受賞。巨人での受賞回数は松井秀喜の7回が最多で、阿部慎之助とともに2位タイとなった。
西武の山川は4回目の受賞だが2017年8月、9月、2018年4月、9、10月と2年で4回のハイペース。この調子なら近いうちに獲得数上位にランキングされそうだ。
月間MVPは、1試合や短期間の活躍ではなく、1か月、20数試合での成績が評価される。それだけに時代を代表する実力者の名前が上位に並ぶ。
そういう意味で、この賞の獲得者は、NPBの真の実力者だといえるだろう。来年はどんな顔ぶれが受賞するだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)