フィリーズ今オフ補強候補に西武・菊池 米メディア「補強ポイントに合致」
菊池がポスティングにかかれば「フィリーズにとっては興味深い融合となる」
そして「Yusei Kikuchi」の名前も挙がった。
「もしも埼玉西武からポスティングにかけられれば、フィリーズにとっては興味深い融合となる。彼は左腕先発というフィリーズの補強ポイントに合致するだけではない。オールスターブレーク後、スターターの5分の4が防御率5点以上を記録した先発陣を向上させることになる」と記事では分析。
今季17勝6敗でサイ・ヤング賞候補に挙がるノラ以外に後半戦崩れた先発陣の救世主として期待されているという。フィリーズは2015年に強化部が刷新され、補強などで統計を重視するチームに変貌したが、米国外のタレントの補強計画には遅れが存在すると特集では指摘する一方、菊地争奪戦に勝つ事は球団にとってもアジア戦略における重大な一歩だという。
「アジア選手に関して、フィリーズは地理的な不利が存在する。西海岸の球団は地理的にアジア選手を獲得するアドバンテージが存在する。ヤンキースやレッドソックスのようなチームは例外的に実績の高いアジア選手を獲得してきた。ショウヘイ・オオタニ、ダイスケ・マツザカ、ヒデキ・マツイほど熱望されていないかもしれないが、キクチの補強は球団にとって重大な瞬間となる」
特集ではこう指摘。花巻東高時代の後輩、エンゼルスの大谷翔平投手や現中日の松坂大輔投手、元ヤンキースの松井秀喜氏ほどの激しい争奪戦にならないかもしれないが、フィリーズの補強戦略にとっては、菊池獲得は重要な一手になると分析している。
一方、特集ではカブスのコール・ハメルズ投手、ジャイアンツのデレク・ホランド投手、アストロズのダラス・カイケル投手、ヤンキースのCC・サバシア投手、同JA・ハップ投手、ロイヤルズのダニー・ダフィー投手という実力者の名前が挙がっており、4番目に名前の挙がった菊地の評価の高さが伺える企画となった。
(Full-Count編集部)