アルトゥーベの“柵越え”が右飛に…審判は自信「判定を覆すものは何もなかった」
ベッツは捕球に自信「100%捕れていたと確信している」
審判団が自ら映像を見直す日本とは違い、メジャーのリプレー検証はMLB本部で「リプレー・オフィシャル」が行う。「リプレー・オフィシャルは私が正しいと言った。以上だ。彼は私の判定を覆すものは何もないと言った」。MLB本部もウェスト審判の判定を支持したという。
一方で、守備を“妨害”される形となったベッツも「あの打球が捕れると、ほぼ確信していたよ」と断言。「けれどジャンプしてフェンスを越えて、手を差し出した時にグラブを誰かに押し出された感じがしたんだ。リプレーも少し見ることができたけど、彼らは打球を捕ろうとしていたんだろうね」と続けた。
ベッツはその後、大きなブーイングを浴びたが「ただ守備に集中していたよ。色々話し声が聞こえるからね。振り向いて彼らに笑顔を見せただけさ。それ以外は守備をしていただけかな」と、意に介さず。ウェスト審判のアウトのコールについては「捕れると思っていたから(自分は)驚いていなかったと思う。あのような(インターフェアの)場面を経験したことがないんだ。そういう理由で、彼があのようなコールをしたことに僕が驚いていたと、言えるのかもしれないね。映像を確認すると、彼は正しい判断をしたと思う。なぜなら僕は間違いなくグラブにボールが収まると感じていたからね」と話した。
米紙「ニューヨーク・ポスト」では、試合後のアルトゥーベの「普段は審判の判定に怒ったりはしないんだけど、あのプレーに関しては少し腹が立ったね」というコメントを紹介している。だが、ベッツは「あの打球なら捕れただろうね。100%捕れていたと確信しているよ」と自信を持っており、ファンの介入がないように何かを間に置くべきではないかという意見には「いや、それも試合の一部だから。単にそこまで頻繁にそういったことは起きないということに過ぎないよ。ファンにとっては(選手を近くで見ることができて)素晴らしい時間になる。良くも悪くも、僕たち選手たちもファンとかなり近くで触れ合えるからね」と否定的な考えを明かした。
このプレーが最終的にどのような形でシリーズに影響を与えるのか。アストロズは、まず第5戦で地元ファンの前で奮起したいところだ。
(Full-Count編集部)