前田健太らブルペン陣がWS進出のキーマン 指揮官「我々にとっての鍵」
20日にブルワーズとナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦を戦うドジャース
ナ・リーグ優勝決定シリーズを3勝2敗としワールドシリーズ進出へ王手をかけたドジャース。19日(日本時間20日)にはブルワーズと第6戦に挑む。デーブ・ロバーツ監督は試合前日となったこの日(同19日)会見を行い「ブルペンが我々にとっての鍵になっていることは疑いようのないこと」と、前田健太を含むリリーフ陣をポイントに挙げた。
王手をかけた大一番。第6戦の先発マウンドには柳賢振が上がる。レギュラーシーズンでは5月から8月まで約3か月の離脱があったが15試合に先発して7勝3敗、防御率1.97の好成績を残し、地区シリーズ第1戦でも7回1失点と好調を維持している。
復活を果たした左腕にロバーツ監督は「彼は非常に素晴らしい状態でスプリングトレーニングを迎え、素晴らしいボールを投げていた。そして、シーズン序盤にも間違いなく好投していた。彼は今年、全体的に球種が非常に安定している」と信頼を口にした。
優勝決定シリーズでは接戦をものにし3勝2敗と王手をかけた。ここまでの勝利の要因を問われた指揮官は「ブルペンと言っておこう。彼らが何度も無失点を続けてくれるお陰で、リードを保っていられる。もし一つだけ(満足している点を)選ばなければならないとしたら、ブルペンが我々にとっての鍵になっていることは疑いようのないことだ」と語った。
守護神のジャンセンはレギュラーシーズンでは不振に終わったが、ここまでプレーオフ5試合に登板し無失点と完全復活を果たした。復調した右腕に指揮官も「集中力が増していると思う。シーズンのあらゆる段階に目を向けると、健康面や気持ちの面、メカニックの面でも彼が対応していることがいくつかあった。アドレナリンがいつにも増して生まれていることで、彼は遥かに優れた投球をする」と称賛。
ブルペン陣を支える前田健太、そしてドジャースは2年連続でのワールドシリーズ進出なるか注目が集まる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)