鷹・千賀、気迫の5回1失点 残り試合のリリーフ待機に意欲「そのつもり」

先発したソフトバンク・千賀滉大【写真:福谷佑介】
先発したソフトバンク・千賀滉大【写真:福谷佑介】

プロ初の中4日登板も、圧巻7奪三振

■ソフトバンク 15-4 西武(19日・メットライフ)

 ソフトバンクの千賀滉大投手が、大きな1勝をもたらした。19日、敵地メットライフドームでの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3戦。ファーストステージ第2戦から、プロ初の中4日で先発マウンドに上がった右腕は5回4安打1失点と好投した。

 今季3戦3敗、防御率10.06と苦手としていたメットライフドームで気迫溢れる投球を見せた。初回、2つの三振を奪って3者凡退に仕留めると、2回も2三振で3者凡退。3回には連打で一、二塁のピンチを招いたが、この日6打点とバットでも援護してくれた上林がレーザービームで失点を阻止した。

 4回に山川にソロ本塁打を被弾したものの、失点はこれだけ。5回78球で4安打1失点、7三振を奪った。打線が爆発して15得点を奪ってチームは大勝し、試合後は「テンポは意識しましたし、ストライクゾーンにどんどん入れることを意識した。それができて一安心」と振り返った。

 大差がついたこともあって、78球で降板。「まだ先がありますし、それを見据えてしっかり調整したい。監督、コーチとの話し合いですけど、僕はそのつもりでいます」と語り、残り試合でのリリーフ待機にも意欲を示していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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