大谷所属のエンゼルス、次期監督選びはデータへの強さ重視か 名手は落選
ビスケル氏はすでに落選もエンゼルスに感謝「とてもハッピー」
今季限りでマイク・ソーシア監督が退任し、後任人事を進めているエンゼルス。現役時代にショートとしてゴールドグラブ11度受賞を誇るオマー・ビスケル氏が面接を受けたものの、“落選”したとMLB公式サイトが伝えている。
メジャーNO1プレーヤーのマイク・トラウト外野手、1年目から二刀流で活躍した大谷翔平投手を擁し、“人気職”になっていると伝えられているエンゼルスの次期監督の椅子。記事では、ここまで球団は10人と面談したが、ビスケル氏はもう候補に残っていないと報じている。面談は第1ラウンドを終了しているが、何人が候補として残っているかは明らかになっていないという。
ビスケル氏はWBCで母国ベネズエラを監督として率いた経験がある。さらに、MLB公式サイトは現在同氏がホワイトソックス傘下1Aの監督をしており、ジェリー・ディポト前GM(現マリナーズGM)の元で2013年にエンゼルスの内野インストラクターも務めたことがあると指摘。ただ、落選という結果になったようだ。
記事では、「候補にはすでに残っていないが、ビスケルはこれまでにエプラーGMとの接点がないものの、面談の機会を与えられたことは光栄だったと語った」と言及。ビスケル氏が地元メディアに対してスペイン語で「エンゼルスが監督選出のための面談に私を呼んでくれたことはとても光栄なこと。驚きの知らせでした。彼らからされた質問の多くに、私は驚かされました。質問の中に、セイバーメトリクスの要素も盛り込まれていました。数字や確率を見定められる存在を彼らは欲しているのでしょう」と話したことも紹介している。
さらに、同氏は「あのような経験をすることで、今後(別の)面談で同様のケースがあっても面食らわないようになるはず。でも、とてもハッピーですよ。彼らに良い印象を与えられたと思うし、今後のために準備は続けていきます。特にパーセンテージのことや面談で質問されたことに対して」とも振り返ったという。
メジャー史上でも屈指の名手の就任は消滅したエンゼルスの後任人事。発表間近とも言われているが、来季、誰が率いることになるのだろうか。
(Full-Count編集部)