前田健太の1球に「アァァ!」 ハム・アルシアの弟の激しすぎる絶叫が話題
内角高めへの直球に…MLB公式は「アクションムービーの所作」
ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦は19日(日本時間20日)にミルウォーキーのミラー・パークで行われ、ブルワーズがドジャースを7-2で破った。3勝3敗と“逆王手”をかけて、残すは20日(同21日)の第7戦のみ。ドジャースの前田健太投手は痛恨の暴投で今ポストシーズン(PS)初失点を喫したが、この日の投球である場面が話題となっている。もっとも、注目を浴びたのはブルワーズ打者の絶叫。MLB公式サイトは動画とともに紹介し、「アクションムービーのよう」と振り返っている。
3点ビハインドで迎えた7回。6番手でマウンドに上がった前田は、二塁打と敬遠四球で無死一、二塁とピンチを背負い、代打グランダーソンは空振り三振に仕留めた。そして、打席に迎えたのは日ハムのオズワルド・アルシアを兄に持つオーランド・アルシア。プレーオフに入ってから好調の打者だ。
空振り、ファウルと2球で追い込んでからの3球目、捕手のグランダルは高めへのつり球を要求。すると、前田が投じた92マイル(約148キロ)の直球はやや内角へと入っていった。すると、アルシアは大きくのけぞりながら、「アァァァァ!」と絶叫。その声はミラー・パークに響き渡り、当然、中継していたテレビ局のマイクにも拾われた。
「Cut4」は「内角高めを攻められたオーランド・アルシアのアクロバティックな動きとドラマティックな叫び声は、アクションムービーの所作」とのタイトルで記事を掲載。アルシアが追加点を狙い、打ち気になっていたことを紹介している。
動画も公開しつつ、「そのため、マエダが直球で内角高めを攻めると、アルシアは不意を突かれた形になり、そのリアクションは……ドラマティックな叫びと反り返る動きで、アクションムービーに括られても違和感のないものであった」と指摘。さらに、「今後は、オーランド・“ネオ”と呼ぶことにしよう」と伝えた。その上半身を反るような動きから、大ヒット映画「マトリックス」の主人公ネオに重ね合わせたようだ。
アルシアはこの打席、続く4球目のスライダーを引っ掛けたものの、ボテボテの投ゴロとなり、結果的に走者2人を進塁させる形に。そして、続くサンタナの打席で前田が暴投。ブルワーズに貴重な追加点が入った。
ポストシーズンに入り、ブルワーズのキーマンの一人となっているアルシア。いろんな形で注目を集めている。