マチャド、ブーイングの中バント安打→“挑発行為”「ヤジはいつも最高だよ」
逆転2ランを呼ぶ絶妙バント安打も…「聞こえたのは『マニーは最低』という声だけ」
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でブルワーズの一塁手・アギラールの右足を蹴ったとして、MLBから罰金を科されたドジャースのマニー・マチャド内野手が、第7戦の2回先頭で迎えた第1打席、絶妙のバント安打で出塁。続くベリンジャーの逆転2ラン本塁打を呼ぶ活躍を見せた。
0-1と1点ビハインドの状況で、フルカウントから見せたまさかのセーフティーバント。この日も敵地ミラー・パークは地鳴りのようなブーイングに包まれたが、マチャドは意に介さず、観客席の方を向いて股間付近に手をやるようなしぐさを見せた。ただ、米メディア「ザ・スコア」によると、試合後には「正直言うと、分からないんだ。聞こえたのは、『マニーは最低』という声だけだった」ととぼけたという。
アギラルとの“事件”、さらには「卑劣だというのなら、好きなように呼べばいい」という発言でが波紋を呼んだ。米紙「ニューヨーク・タイムズ」のジェームズ・ワグナー記者は、マチャドが「楽しんで、すべてを受け入れるんだ。彼らのヤジはいつも最高だよ」と話したことを伝えている。
“ヒール”の言動がすっかりクローズアップされたマチャド。地区シリーズ第2戦では、先制弾のホームランボールをキャッチした少年に会ってボールにサインするという心温まるエピソードもあったが……。今年7月までオリオールズに在籍していただけに、ワールドシリーズの対戦相手・レッドソックスの本拠フェンウェイ・パークは勝手知ったる球場だが、マチャドはまたブーイングを受けることになるのだろうか。
(Full-Count編集部)