真剣勝負の増加はファンに好評 観客動員率90%超え、経営にも寄与するCS

ソフトバンクが“下剋上”で日本S進出を決めた【写真:福谷佑介】
ソフトバンクが“下剋上”で日本S進出を決めた【写真:福谷佑介】

12年中10年のCSが90%超える動員率

 2018年のクライマックスシリーズは13試合が行われ、42万1798人の観客を動員した。

 今季は、福岡ヤフオクドーム、メットライフドーム、神宮球場、マツダスタジアムの4つの球場で行われたが、動員率は94.0%、ほぼ満員の盛況だった。

◯2007年のクライマックスシリーズ開始からの観客動員(%は動員率)

2007年 51万2589人(13試合 98.5%)
2008年 45万8143人(14試合 88.2%)
2009年 48万2409人(13試合 93.0%)
2010年 52万3909人(14試合 94.3%)
2011年 47万6530人(13試合 95.0%)
2012年 53万1378人(15試合 85.0%)
2013年 42万8044人(12試合 95.9%)
2014年 57万3316人(15試合 92.8%)
2015年 49万4654人(13試合 96.5%)
2016年 52万1427人(14試合 93.3%)
2017年 57万2113人(16試合 95.2%)
2018年 42万1798人(13試合 94.0%)

 今季は、12年間のCSで最も少ない動員数となったが、試合数が少なかった上に、マツダスタジアム、メットライフドーム、神宮球場、ヤフオクドームがいずれも3万人台のキャパシティだったためだ。

 かつては80%台の動員率の試合もあったが、最近は90%を超える動員率。人気も高く、クライマックスシリーズは、ポストシーズンの一大イベントとして定着したといえるだろう。

CSのホーム開催は球団経営的に大きな収益増加の要因

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