打点最多は清原和博、最多勝利は山田久志…歴代ドラ1で最も成功したのは?
毎年わずか12人のドラ1選手、期待に応えて活躍したのは…
プロ野球ドラフト会議は25日に都内で開催される。今年も多くのアマチュア選手が期待に胸を膨らませている。
NPBのドラフト会議は今年が54年目。1965年に始まった。この年、MLBもドラフト制度を導入しているが、日米のドラフトは大きく内容が異なっている。
NPBのドラフトはレギュラーシーズンが終了した10月、11月に行われるが、MLBのアマチュアドラフトは6月に行われる。NPBは12球団の関係者が一堂に会して新人を選択するが、MLBのドラフトは電話会議でありイベントではない。NPBの現行ルールでは1位選手の使命が競合した場合は、くじ引きで選択権を決めるが、MLBでは直前シーズンの下位チームから新人を選択する「完全ウェーバー」方式を採用している。
ドラフト会議で注目を集めるのは、何といっても「ドラフト1位」選手だ。毎年わずか12人。エリート中のエリートだといえるだろう。球団、ファンの期待も高い。
その期待に応えて、実績を挙げた選手を見てみよう。自由枠、希望枠で入団した投手もドラフト1位に含める。プロ入り後、移籍した球団での成績も含めた通算成績。
◯ドラ1投手、勝利数10傑
1山田久志(1968年阪急・富士鉄釜石)
284勝166敗 3865回 防御率3.18
2東尾修(1968年西鉄・箕島高)
251勝247敗 4086回 防御率3.50
3村田兆治(1967年ロッテ・福山電波高)
215勝177敗 3331回1/3 防御率3.24
4北別府学(1975年広島・都城農)
213勝141敗 3113回 防御率3.67
5江夏豊(1966年一次阪神・大阪学院高)
206勝158敗 3196回 防御率2.49
6堀内恒夫(1965年巨人・甲府商)
203勝139敗 3045回 防御率3.27
7斎藤雅樹(1982年巨人・市川口高)
180勝96敗 2375回2/3 防御率2.77
8桑田真澄(1985年巨人・PL学園高)
173勝141敗 2761回2/3 防御率3.55
9佐藤義則(1976年阪急・日大)
165勝137敗 2608回2/3 防御率3.97
10石川雅規(2001年ヤクルト・青学大)
163勝157敗 2670回1/3 防御率3.87
空前の大豊作年と言われた1968年ドラフトで入団した山田久志、東尾修が1位、2位を占める。江夏豊は1966年の第2回ドラフトで指名されたが、この年は2回ドラフト会議が実施されている。200勝投手は6人。現役ではヤクルトの石川雅規が10位に入っている。