連敗発進のド軍ロバーツ監督、本拠地での“逆襲”に自信「巻き返した経験がある」
ワールドシリーズはRソックスの2勝0敗「彼らよりも良いプレーをしなければ」
ワールドシリーズはレッドソックスの2勝0敗で26日(日本時間27日)の第3戦からドジャースの本拠地ドジャースタジアムに舞台を移す。30年ぶりの世界一へ、まずは1勝を挙げたいドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「以前も巻き返した経験がある」と“逆襲”に自信をのぞかせている。
レギュラーシーズンで108勝を挙げたレッドソックスに敵地で連敗。初戦はエース左腕カーショーで落とすなど苦しいスタートとなったが、25日(同26日)に記者会見を行ったロバーツ監督は「私は以前にも負けている状態から巻き返した経験がある。覚えておくべきこととしては、一晩で4勝はできないということ。1試合に集中するメンタリティーが大事だ」と前を向いた。
独特の雰囲気に包まれる敵地フェンウェイパークから戻ってきただけに、まずはチームとしてしっかりと力を発揮したい。
「気候も少しだけ異なる。我々にとっては間違いなく(ドジャースタジアムに)馴染みがある。外野の深さの違いもあるし、我々は(ドジャースタジアムでプレーすることに)慣れている。しかしながら、野球をすることに変わりはない。投げて守って打つ。彼らよりも良いプレーをしなければならない」
第2戦では打線が3安打2得点と沈黙。4回以降は無安打と完璧に抑え込まれた。だが、試合を重ねることで対戦経験の少ないレッドソックスの投手にも対応できると指揮官は信じている。
「試合(第2戦)を振り返ってみると、(レッドソックスの)ジョー・ケリーは特に素晴らしい投球をした。(初戦と第2戦で)キンブレルとイオバルディで2回ずつを投げていた。慣れていない面もある。彼らを相手に安打が生まれない要因はたくさんある。対戦機会が増えればチャンスも広がると確かに感じている。(安打が出ない)原因は準備不足ではない。明日(先発の)ウォーカーの好投を期待している。攻撃面に関しては、リードを奪ってくれることを期待している」
ルーキー右腕のビューラーが強力打線を相手にゲームを作り、打線がレッドソックスの投手陣に対応する。当然のことをやれば、勝利はついてくる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)