交流戦ではソフトバンクが広島を圧倒 日本シリーズでも“お得意様”とできるか?

交流戦ではソフトバンクの23勝10敗3分、広島は“お得意様”

 ともに過去に黄金期と呼ばれる時代を迎えた経験を持つソフトバンクと広島だが、両雄が日本シリーズで相まみえるのは今回が初めて。交流戦におけるソフトバンクと広島の対戦成績を改めて確認しておきたい。ソフトバンクから見た、直近10年間の対広島の年度別成績は以下の通り。

2009年 3勝1敗
2010年 2勝2敗
2011年 3勝0敗1分
2012年 3勝0敗1分
2013年 2勝2敗
2014年 4勝0敗
2015年 1勝2敗
2016年 1勝1敗1分
2017年 2勝1敗
2018年 2勝1敗
合計 23勝10敗3分

 以上のように、過去10年間の対戦成績ではソフトバンクが大きくリードする形に。広島が久々のAクラス入りを果たし、強豪へと成長する足掛かりを作った2013年以降の6年間に限定しても、12勝7敗1分と5つの貯金を作っている。

 もちろん交流戦と日本シリーズでは、全く別の戦いになると考えることもできるだろう。しかしながら、対戦相手に対して「お得意様」という心理的に優位な考えを持てることは、ソフトバンクにとって有利に働くはずだ。

 圧倒的な選手層を生かして近年のパ・リーグを席巻してきたソフトバンクと、球団史上初のセ3連覇を達成して黄金期を謳歌している広島。両リーグを代表する強豪同士が激突する大一番で、ソフトバンクは常勝軍団らしい戦いを見せられるだろうか。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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