ソフトバンク栗原、日本S初出場で犠打記録 「めちゃくちゃ緊張しました」
延長12回に代打で登場し一発で犠打成功「村松コーチのおかげ」
■広島 2-2 ソフトバンク(27日・マツダスタジアム)
ソフトバンクの栗原陵矢捕手が、日本シリーズ初出場で見事な犠打を決めた。勝利には結びつかなかったものの、栗原にとっては貴重な体験に変わりない。
延長12回、無死一塁で加治屋蓮の代打として打席に立った栗原。第3捕手という立場上、なかなか出番に恵まれないものの、初戦が総力戦となったことで最終回にチャンスが巡ってきた。
中田廉投手の初球のストレートをきっちりと転がし、一塁走者の高谷裕亮捕手を得点圏へと進めた。「めちゃくちゃ緊張しました。もうわけわからなかったです」という栗原。それでも日本シリーズ初出場に「それはもちろん嬉しい」と笑顔を見せた。
犠打については「それは村松(有人)コーチのおかげです。あれだけ毎日投げてもらっているので」と、自ら投手役をかってバント練習をつけてくれる村松コーチに感謝していた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)