ド軍左腕ヒル、相手がのけ反る“魔球”に米驚愕 「バントもノーチャンス」
ワールドシリーズ第4戦に先発し7回途中1失点の好投を見せたドジャース・ヒル
■Rソックス 9-6 ドジャース(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャースのリッチ・ヒル投手は27日(日本時間28日)のレッドソックスとのワールドシリーズ第4戦に先発し6回1/3、1安打7奪三振1失点の好投を見せた。チームは逆転負けを喫したが好投を演じた左腕が投じた落差の大きなカーブをMLB公式サイト内の人気コーナー「CUT4」が伝えている。
強打のレッドソックス打線を7回途中1安打に封じた先発左腕のヒル。投球の軸となったのは脅威の落差をみせたカーブだった。5回1死一塁の場面で打席にはレッドソックスのロドリゲス。カウント2-2から送りバントの構えを見せたが内角から急激に変化するカーブに思わずのけ反り、見逃し三振に倒れた。
相手がのけ反るほどの変化を見せたヒルのカーブに同サイトは「バントもノーチャンス、リッチ・ヒルが素晴らしいカーブボールを投じる」と見出しを付けレポートしている。
記事ではレッドソックスがロドリゲスのバントで好機を作ることに期待を込めていたが「不運にも、彼はヒルを相手にバントしなければならなかった。案の定、ヒルは2-2からえげつないカーブを投じた。ロドリゲスを責めることはできない…… この変化を見てほしい」と、ヒルが投じたカーブの凄さを伝えている。
また、ドジャース公式ツイッターも「この球は……フェアじゃない」とコメントを添え、ヒルの“魔球動画”を公開。
「君のパフォーマンスに拍手を送る。ありがとう」
「誰がこのカーブボールを打てるっていうんだ?」
「最高の投手のひとり」
「相当なカーブボールだね」
「アメイジング!」
「フェアじゃない!」
まさかの逆転負けで王手をかけられたドジャース。それでも米ファンはヒルの好投に賛辞を惜しまなかった。