カーショー世界一に届かず「ただただがっかり」 自身去就は「3日間考える」
今季ドジャースについて「本当にいいチームだった」
■Rソックス 5-1 ドジャース(日本時間29日・ロサンゼルス)
第114回ワールドシリーズ第5戦が28日(日本時間29日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、ドジャースはレッドソックスに1-5で敗れ、対戦成績1勝4敗で優勝を逃した。第1戦に続き、この日先発マウンドに上がったエース左腕クレイトン・カーショー投手は試合後「ただただがっかり」と悔しさを語った。
敵地での第1戦は4回を7安打5失点と奮わず、チームを勝利に導けなかった。王手をかけられて臨んだ、この日の第5戦は、初回こそピアースに先制2ランを許したが、2回から5回の4イニングは被安打1無失点と快投。レッドソックス先発のプライスと投手戦を繰り広げた。だが、6回にベッツ、7回にマルティネスにソロ弾を許し、7回を投げて4失点。力投したが敗れた。
昨年に続き2年連続でワールドシリーズに出場しながら、2年連続で頂点にたどり着けなかった。カーショーは「ここまで来て、2位に甘んじるなんて辛い。しかも、2年連続ともなれば、なおさらだ」と率直な気持ちを口にした。今季のドジャースについて「素晴らしいチーム。どのポジションも層が厚かった」と振り返る。2年連続でリーグ優勝を果たし「本当にいいチームだった」とし、ワールドシリーズでの敗因は「戦力の問題ではなく、ただよりよいプレーをするだけの問題かもしれない」と、自身の見解を明かした。
契約は2020年まで残るが、今季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる条項がついている。会見でも去就について質問が飛ぶと、「質問されると思ったけれど、今日は自分に注目が集まり、みんなの気持ちを削ぐようなことはしたくない。何か決まるまで3日間考える。自分にとっては盛りだくさんの3日間になるだろうが、いろいろ考えたい」と話すにとどまった。
カーショーがドジャースに留まるのか否か。ワールドシリーズ終了を迎えた今、ファンの関心は大きくシフトすることになりそうだ。
(Full-Count編集部)