去就注目も衰え指摘されるカーショー 「現実的に最盛期の面影ない」も…

「現実的にいえば、最盛期だった2013年~2015年のカーショーの面影はない」も…

 逆に「ワーストシナリオ」とされているのが、このまま力が衰えること。カーショーは腰の故障を抱えているが、これが引き金となる可能性も十分にある。

 MLB公式サイトは「時に、その体は単純にうまく連動しない。それこそが、この先カーショーが直面する恐ろしい現実である」と言及。慢性的な腰の怪我やパフォーマンスの低下について、「練習や適応をどんなに行っても食い止めることができない、更に急激な衰えの前兆なのかもしれない」とも指摘。左肘の故障を理由に30歳で突如引退したドジャースの“大先輩”サンディー・コーファックスを例として挙げている。

 ただ、他でもないカーショーだけに、このまま下降線をたどり続けるとは考えづらい。記事では「期待できること」という項目も設け、「150投球回以上している78人の投手の中で11番目となる142ERA+(平均防御率を100として算出)を今シーズン記録したということで、(カーショーが活躍できなくなる)タイミングは“今”と呼ぶのは時期尚早である」と分析。現代野球のデータを駆使し、カーショーが努力を重ねれば、復調へ向けて「条件は整う」と結論づけている。

「現実的にいえば、最盛期だった2013年~2015年のカーショーの面影はないだろう。それに、腰の問題は依然として(復活できるかどうかの)鍵となるだろう。そうは言っても、カーショーが今後数シーズンで最近のような活躍を維持することになっても、それは驚くべきことではない。また、彼が失われた栄光の一端を取り戻すことにまでなったとしてもだ」

 まずはカーショーがオプトアウト(契約破棄)を選択するのか、ドジャースに残るのか。オプトアウトした場合、ドジャースを含む各球団はカーショーの現状についてどのように判断するのか。FAになれば、年数を延ばして総額を増やすことはできるものの、年平均で年俸3250万ドル(約36億7400万円)を維持するのは難しいとの見方が米国内では強い。カーショーはどんな決断を下すだろうか。

(Full-Count編集部)

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