カーショー、ドジャース残留が決定 3年総額105億円+出来高で契約延長

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】

契約が1年延び2021年までドジャースでプレー

 ドジャースは2日(日本時間3日)、クレイトン・カーショー投手との3年契約に合意したと発表した。エース左腕は2014年から7年総額2億1500万ドル(約243億円)の契約を結んでいたが、今季終了後にこれを「オプトアウト」(破棄)してフリーエージェント(FA)となれる権利を持っており、去就が注目されていた。

 カーショーは2020年まで2年総額6500万ドル(約73億6000万円)の契約を残していたが、これが1年延びた形。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、3年総額9300万ドル(約105億2600万円)にインセンティブ(出来高)が付く契約になっているという。

 30歳にして3度のサイ・ヤング賞、1度のシーズンMVP、3度の最多勝、5度の最優秀防御率、3度の奪三振王など圧倒的な実績を誇るカーショーだが、最近3年間で規定投球回に到達したのは2017年(175イニング)だけ。近年は故障がちで、球速も低下するなど、衰えが指摘されていた。

 FAになれば争奪戦は確実だが、年俸が下がる可能性もあると見られていたエース左腕。新しい契約では、年平均は3250万ドル(約36億8000万円)から3100万ドル(約35億1000万円)に“微減”したものの、総額が増え、2021年までドジャースでプレーすることが決まった。

 本来は31日(同11月1日)が締め切りだったオプトアウトの権利行使期限を米東部時間2日午後4時(同3日午前5時)まで延長し、交渉を続けていたドジャースとカーショー。2年連続ワールドシリーズに進出しながら敗退している名門球団は、エースと共に悲願の世界一に輝けるだろうか。

(Full-Count編集部)

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