【侍ジャパン】接戦制した台湾ホァン監督「日本は投打とも調整中の印象」

チャイニーズ・タイペイはラン(写真右)の3点本塁打などで侍ジャパンに勝利【写真:Getty Images】
チャイニーズ・タイペイはラン(写真右)の3点本塁打などで侍ジャパンに勝利【写真:Getty Images】

侍ジャパンからの勝利は「台湾の選手の自信につながる」

■チャイニーズ・タイペイ 6-5 侍ジャパン(7日・ヤフオクドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は7日、ヤフオクドームで「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」チャイニーズ・タイペイ代表と戦い、5-6で惜敗した。5回に3番手の岩貞祐太投手(阪神)が大量5点を失うと、9回に怒涛の反撃も及ばなかった。

 チャイニーズ・タイペイ代表のホァン・ガンリン監督は試合後の会見で「日本代表に勝つことができて嬉しいと思っている。選手のメンタルという部分が今後につながると思う。今日は台湾のファンを感動させる試合ができたと思う。選手は守備も打撃も期待通りのパフォーマンスを出してくれた」と、率直に喜びを語った。
 
 5回に、2番のラン・インルンが3ランを放つなど大量5得点。8回には3番のチェン・ジュンシゥが右中間ホームランテラス席に飛び込むソロを放ってリードを広げた。9回に侍ジャパンの反撃を受けて1点差まで詰め寄られたが、なんとか逃げ切りに成功。指揮官は「(5回は)ノーアウトから走者が出たのが大きかった。そこから選手全体に勝ちたいという思いがどんどん出てきたように見えた。それが大きかった。試合前にも、日本に来た以上勝って帰ろうと言っていた」と振り返った。

「今日の勝利は今後、台湾の選手にとって自信につながると思う。今日は勝ったが、細かいところを修正していかないといけないと思っています」とも語ったホァン監督。この日の侍ジャパンの戦いぶりについては「日本の選手はまだ投打ともに調整中のような印象を受けた。台湾は台湾シリーズ終わったばかりということもあって、その勢いのままに臨んだ印象。そこに勝敗の差が出たのではないでしょうか」としていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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