【侍ジャパン】稲葉監督が惜敗の中で感じた収穫 左腕と特殊球「有効だなと思った」
2回パーフェクトの浜口「手応えのあるボールだった」
■チャイニーズ・タイペイ 6-5 侍ジャパン(7日・ヤフオクドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」は7日、ヤフオクドームで「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」チャイニーズ・タイペイ戦を戦い、5-6で惜敗した。先発の笠原祥太郎投手(中日)、2番手の濱口遥大投手(DeNA)がともに2イニングを無失点と好投。3番手の岩貞祐太投手(阪神)は5失点したが、投手陣に収穫があった。
2イニングを投げてパーフェクトピッチング、3つの三振を奪った濱口は試合後、稲葉監督と会見に出席した。その中で濱口が「もう少し低めに制球できたかな、と思いますけど、何球かいいボールがあって、手応えのあるボールだったかなと思います」と語ったのが、チェンジアップだった。
先発の笠原、そして濱口と、ともにチェンジアップを武器とする左腕。笠原は1安打を許したが、2イニングを無失点に抑えて2三振を奪った。そして濱口はパーフェクト。笠原を先発で起用した意図について前日会見で稲葉監督も左投手、そしてチェンジアップをポイントに掲げていた。
試合後、これについて稲葉監督も「全体的に落ちる球、チェンジアップを含めて有効だなと思いました。濱口くんは腕を振ってしっかり投げられる。それが有効だなと今日思いました」と一定の手応えを感じた様子。9日から始まる日米野球、そして来年のプレミア12、2020年東京五輪と続く道。左投手、チェンジアップは侍ジャパンの武器になっていくだろうか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)