シーズンを駆け抜けたパ勝利の女神たち 私たちはなぜチアに?

各球団で活躍するチアリーダーたち【写真提供:各球団】
各球団で活躍するチアリーダーたち【写真提供:各球団】

チアリーダーの仕事の幅の広さに驚く

「SMBC 日本シリーズ2018」は、福岡ソフトバンクがセ・リーグ覇者の広島を4勝1敗1分で下し、2年連続9度目の日本一に輝いた。そんなシーズンを、さまざまな思いを抱えながら、選手たちと一緒に頂点を目指して駆け抜けた女性たちがいる。それが、各球団のチアリーダーたちだ。

 チアリーディングチームは、1993年頃からドーム球場を本拠地とする球団で相次いで創設され、現在は広島を除く11球団に存在する。一言でチアリーディングチームといっても、その特徴やカラーはさまざまで、仕事は試合の合間のダンスパフォーマンスだけでなく、多岐に渡るという。そんなパ・リーグのチアリーディングチームでは、どのような女性たちが、どのような思いで、どのような活動をしているのか。各球団のチアリーダーに話を聞いてみた。

「チア☆ダン? 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」など、近年映画やドラマの影響で注目されたチアリーダーだが、球団のチアリーディングチームに入団しようと思ったきっかけは何だろうか。「東北ゴールデンエンジェルス」で活躍するKANOKOさんは、学生時代にチアリーディング部で活動し“好き”を仕事にしたケースだ。

「仕事としてチアリーダーを続けるには、プロ野球のチームが一番活動の場が多いと考えました。学生時代に多くのスポーツの応援に出向きましたが、中でも最も野球の応援が楽しかったです。私自身、秋田県出身なので、東北唯一のプロ野球団である楽天イーグルスのチアチームを志望するのは自然の流れでした」と語る。しかし、念願のチアリーダーの仕事に就いてみると、想像していた以上に、驚くことが多かったという。

「学生時代はチアだけでなく、バトントワリングなどの経験もありましたが、入ってみるとバレエやヒップホップ、ジャズダンスなどのさまざまなジャンルのダンスの能力が求められました。最初の頃は、先輩たちについていくのが精一杯で、無我夢中で覚えていましたね。仕事はパフォーマンスだけではなく、MCの能力も求められ、チアリーダーを仕事にするというのは、こういうことかと感じました」

チアの経験がゼロでも、この仕事が生きがいに

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