【日米野球】侍ジャパン17安打12得点と圧倒! 2戦連発の柳田「ボールをしばいたろうと」
先発上沢は5回7K1失点と快投、フォークでMLB打線を翻弄
■侍ジャパン 12-6 MLBオールスター(10日・東京ドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」とMLBオールスターチームが対戦する「2018日米野球」は10日、東京ドームで第2戦が行われ、侍ジャパンが12-6とMLBオールスターチームに大勝した。この日「4番・DH」で起用された柳田悠岐(ソフトバンク)が4打数4安打4打点と大暴れ。前日の劇的な逆転サヨナラ2ランに続き、豪快な打撃でMLB投手陣に襲い掛かった。
この日も“ギータ劇場”だった。初回2死二塁から左翼へ先制タイムリーを放つと、3回には1死二塁から左中間へ特大2点アーチ。5回無死二塁から打球を左翼へ弾き返して1点を加えると、6回にも中前打を放って4打数4安打4打点とした。
主砲の暴れっぷりに刺激を受けたのか、侍打線は3回に4点、5回に4点、7回に3点を加えるなど、14安打12得点と大爆発。秋山翔吾(西武)も3安打3打点をマークした他、打撃が不調だった山川穂高(西武)にもタイムリーが飛び出すなど、1番から9番まで止まらなかった。
試合後、2試合連続のお立ち台に上がった柳田は「本当、今日はいい1日になりました」と笑顔。逆方向に放った2戦連続アーチには「思いっきり、ボールをしばいたろうと思って」と“ギータ節”で笑いを誘った。
第1戦はサヨナラアーチを放ち、2戦目は4番に座り4安打4打点の大活躍。前日は「シンプル・イズ・ベスト」と語っていたが、この日は「もうリラックス、リラックスです今日は!」と冷静に振り返っていた。
投げては、先発の上沢直之(日本ハム)が、初回に招いた無死一、三塁のピンチを無失点で凌ぐと、フォークを有効活用してMLB打線を圧倒。2回には3者連続空振り三振に斬るなど4回まで失点せず。5回こそ先頭ソトに左翼へソロ被弾したが、5回を4安打7奪三振無四球1失点の快投で勝機をつないだ。
だが、MLBオールスターチームが7回から反撃。7回に2番手の浜口遥大(DeNA)がピラーの適時打などで2失点、8回には3番手の佐藤優(中日)がリアルミュートに3点被弾するが、7回までに得た十分過ぎるリードを持って逃げ切った。
(Full-Count編集部)