【日米野球】柳田のフルスイング、MLB外野陣を“幻惑”!? 「あれだけ豪快に振られると…」

4安打4打点と活躍した侍ジャパン・柳田悠岐【写真:Getty Images】
4安打4打点と活躍した侍ジャパン・柳田悠岐【写真:Getty Images】

好守で知られるピラーが目測誤り、ポテンヒットに…

■侍ジャパン 12-6 MLBオールスター(10日・東京ドーム)

 現在開催中の「2018日米野球」で、侍ジャパンはMLBオールスターチームを相手に2連勝を飾った。ここまでの2戦で、日米の注目を一身に集めているのが、連日バットが火を吹き続けている柳田悠岐(ソフトバンク)だ。その豪快なスイングはホームランやヒットを量産する直接的な効果だけではなく、守備陣を幻惑する効果も持ち合わせているようだ。

 侍ジャパンが9-1と大きくリードして迎えた6回。ここまで左中間への2点弾を含む3安打3打点と大当たりの柳田は、先頭で打席に立つと2番手ジョンソンが1ボールから投じた2球目を豪快に振り抜いた。打球は勢いよく……とはいかず。フワリと浮き上がったボールは二塁ベース後方、センター浅めの位置にポトリと落ちるポテンヒットになった。

 第1戦の逆転サヨナラ弾の影響もあってか、深い位置に守っていた中堅ピラーと左翼ソトは、打球を懸命に追いかけるも間に合わず。柳田にこの日4本目の安打を許した。

 試合後、記者会見場に現れたピラーは、柳田のスイングが持つ“幻惑効果”について語った。

「彼のようにボールを遠くに飛ばす力がある選手の場合は、こちらもそれなりにアジャストしていかないといけない。それは投手だけではなく野手も一緒。外野手の自分としては、客席からの大きな歓声があるので、打球音に反応することはできないから、スイングから飛距離を読み取るしかない。あれだけ豪快に振られると、それに惑わされてしまうんだ」

 見る者を爽快な気分にさえさせる柳田のフルスイング。バットの芯でボールを捉えられなかった時ですら、対戦相手にプレッシャーをかける豪快なひと振りで、第3戦以降も侍ジャパンに勝機を呼び込みたい。

(Full-Count編集部)

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