「しんどかった」―日ハム大田の“今季ベストプレー”を生み出した古巣での鍛錬
秋季練習では「打球の角度」を意識
――パ・リーグとセ・リーグの野球に違いを感じることはありますか?
「まず、パ・リーグはピッチャーの球が強い。真っ直ぐやパワーカーブ、スライダーも大きく縦割れするものとか。そのあたりは『パ・リーグは凄い』と思います。バッターも振りますね。とんでもないところでも、フルスイングする感じがあります。大振りではなく、強く振る。セ・リーグは投手のコントロールがきっちりとしていて、打者は当てるのがうまいですね」
――打撃練習中では、バットの出し方を意識している様子が見られました。
「僕の打球は角度がつかない。ライナー系が多いので、広くてフェンスが高い札幌ドームでは結構、フェンス直撃、それも上の方で終わります。もう1、2度上がれば余裕で入るので、今は『角度が上がらないかな』と思いながら取り組んでいます。ただ、極端に変えてしまうと、バッティングが分からなくなるので。微妙なところで角度をつけられないかなと思いながら、練習をしています」
――来季の目標をお願いします。
「来年は怪我なく、1軍で1年間出場し続けることを目標にします。その上で高い目標を持ちたいので、去年言っていた『25本塁打』に近付きたいですね。今年は怪我があって目標に到達することはできなかったですけど、前半戦はいいペースで本数が増やせたので、手応えがあります」
(「パ・リーグ インサイト」藤原彬)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)