イチローが歴代1位の“想定外MVP” 米メディアが選出「最もスキルの高い打者」
MLBで新人王とMVP受賞を成し遂げたのはイチローとフレッド・リンのみ
一方、指標の上ではイチローはメジャー史上最多116勝を挙げたチームで2位の働きだったという。WAR(Wins Above Replacement)とは現在のメジャーリーグで最も重視されているセイバーメトリクスの指標の1つ。様々な指標を総合して、ある選手が走攻守の全てを合わせて、どれだけ勝利に貢献したかを評価するもの。控えレベルの選手が出場する場合に比べて、どれだけチームの勝利を増やしたかを表している。
イチローのこのシーズンのWARは7.7。チームトップだった主砲ブレット・ブーンの8.8に次ぐもので、ア・リーグの野手の中では4位だったというデータも紹介している。MLBで新人王とMVP受賞を成し遂げたのはイチローとフレッド・リンのみ。メジャーに嵐を巻き起こしたイチロー旋風の驚きは今もなお米国に深く刻まれている。
2位から10位は以下の通り。
2位 2006年 ジャスティン・モーノー内野手(当時ツインズ)
3位タイ 2011年 ジャスティン・バーランダー投手(現アストロズ)、2014年 クレイトン・カーショー投手(ドジャース)
5位 2007年 ジミー・ロリンズ内野手(当時フィリーズ)
6位 2006年 ライアン・ハワード内野手(当時フィリーズ)
7位 2002年 ミゲル・テハダ内野手(当時アスレチックス)
8位 1998年 サミー・ソーサ外野手(当時カブス)
9位 2000年 ジェフ・ケント内野手(当時ジャイアンツ)
10位 2008年 ダスティン・ペドロイア内野手(レッドソックス)
(Full-Count編集部)