CY賞逃した右腕が投票結果に“異議” 自ら図表まで投稿も、ファン「負け惜しみ」
インディアンスのバウアーが自身のツイッターで“主張”
レッドソックスがワールドシリーズチャンピオンに輝き、幕を閉じた2018年のMLB。両リーグを代表する投手に贈られるサイ・ヤング賞には、ア・リーグがレイズのブレイク・スネル投手、ナ・リーグはメッツのジェイコブ・デグロム投手が輝いた。
全米記者協会の記者30人がそれぞれ1位(5点)、2位(3点)、3位(1点)に投票し、その合計点によって決定するサイ・ヤング賞。ア・リーグはスネルが、アストロズのジャスティン・バーランダー投手とのわずか15点差の接戦を制して初受賞。ナ・リーグはデグロムが30人中29もの1位票を集めてぶっちぎりで初の栄冠を手にした。
そんな中で、あるメジャーでも屈指の好投手が、このサイ・ヤング賞の投票結果に“恨み節”を展開し、話題となっている。それが、インディアンスのトレバー・バウアー投手。自らのツイッター上で、サイ・ヤング賞に輝いたスネルとの投球成績の比較表を示し「片方の列はサイ・ヤング賞の投票でトップ3の票が30票入った。もう片方の列はトップ3の票が1票で、トップ5入りしなかった」と記した。
バウアーは今季28試合に登板(27試合で先発)し、12勝6敗1セーブ、防御率2.21の好成績をマーク。バウアーは比較表の中でセイバーメトリクスで用いられる様々な指標を用い、自身がスネルよりも優れていた点を示している。
ただ、このバウアーの“主張”にはファンから批判的なコメントが数多く寄せられた。
「公平のために言うと、自分の列の緑が多くなるスタッツを多く含めている。k、k/9、bb、bb/9、k/bbで5つのカテゴリーも必要ない」
「片方の列の方が失点が少なく、許した出塁も少なかった。それが最優先であり、君が勝っているスタッツよりも重要なんだよ。その列の投手が勝ったのは相応しい。トレバー、君は素晴らしいシーズンを送ったけれど、君とスネルでは、毎回スネルが勝つよ」
「彼は勝ちが多く、負けも少ない。防御率が良く、投球イニングが多く、被安打が少なく、失点が少なく、被打率が低い……これ以上言う必要がある?」
「彼がア・リーグ東地区で投げていたことを考えると、受賞が更により素晴らしい。君の成績はア・リーグ中地区の3Aチームを相手にしたものだ。君がファイナリストに入らなかったのはバカらしいと思うけれど、トップ3の中でブレイクが受賞したのは相応しいよ」
「他の投手のことを気にし過ぎだ。僕は票を持っていないけれど、その性格でポイントを失うと思うよ。それがトップ5に入れなかった理由かもね」
「負け惜しみに聞こえる」
厳しい声が数多く並ぶ中で「これをモチベーションにして!君は現在球界で一番面白い投手だ。圧倒し続けて。大好き」「来年頑張って、トレバー。サイ・ヤング賞を受賞できることを願っているよ。君が投げるのを見るのは楽しいよ!」といった右腕を励ます声も上がっていた。