田中将大がメジャー5年目で得た自信とは? 「1個、前に進めたのかなと思う」
今季は初めてゴールドグラブ賞の最終選考に残った
日本では2011年から13年まで3年連続でゴールデングラブ賞を獲得している田中。「自分を助けることになるし、流れを断ち切ることにもなるので、すごく大事な部分」と守備への意識を語った。
「ピッチャーの守備のミスで流れが変わるゲームをいっぱい見ています。けん制ができなかったり、けん制で暴投したり、クイックできなかったりすればランナーが進む。それで1点が簡単に入ってしまうというのを見ている。ランナーの進塁は止められるところは止めたいし、アウトにする部分はアウトにしたいし。ステップの踏み方や送球の仕方などは毎年、キャンプとかで自分なりにより良い動きができるようにやっている。それは変わらず、ずっとやっていくつもりです」
ゴールドグラブ賞の最終選考に残ったことを自信にメジャー6年目に挑む。ヤンキースはトレードでマリナーズの左腕ジェームス・パクストンを獲得したが、「チームが良くなるからいいんじゃないですか。こういう選手が入ると先発の何番手だとかあるでしょうけど、そんなの関係ないですから。自分がマウンドに立ち続けて結果を残し続ければ、自分の評価は変わっていく」と涼しい顔。2015年から3年連続で務めた開幕投手について問われると「絶対的な能力の差は埋まらないですからね。一番手どうこうよりもいい投球をし続けるということ」と話した。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)