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呉昌征、郭泰源、呂明賜、陽岱鋼… 日本で花開いた台湾人選手の系譜

日本ハムが、CPBL(台湾プロ野球)最高の打者と言われる王柏融との交渉権を獲得した。日本野球にとって、台湾は大きな役割を果たしてきた。これを機に、日本プロ野球における台湾選手が果たした役割について振り返ろう。

国際大会でも活躍している王柏融【写真:Getty Images】
国際大会でも活躍している王柏融【写真:Getty Images】

日本の中学、高校に留学し、ドラフト指名される選手も増加

 この当時までの台湾選手は、台湾の高校、大学を卒業してNPBに入団する選手が多かった。彼らは外国人選手の扱いだったが、その後、中学、高校から日本に留学して野球をし、日本人選手と同じようにドラフトで指名されて入団する選手が多くなった。

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 その代表格が陽岱鋼だ。陽は台湾の中学から福岡第一高校に留学し、卒業時に高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団した。兄の陽耀勲もソフトバンクに入団したが、こちらは中国文化大学卒業のため、外国人選手という扱いだった。

 台湾人は、1945年以前に中国大陸から渡って来た「本省人」、1945年以降にわたってきた「外省人」、そして台湾に昔からいた「原住民(台湾では差別的な意味はなく公式用語になっている)」に大別される。野球選手には、運動能力が高く、闘争心があり、スポーツに向いている原住民が多いと言われる。陽岱鋼の「陽」姓は台湾では珍しいが、原住民系で代々有名なスポーツ選手を生んできた家系だ。

 陽岱鋼は、日本ハムでスター選手になった。帰国すると台湾のテレビは陽を追いかけ回す。台湾の野球大会に陽岱鋼夫妻が登場すると、試合は一時中断となり、スタジアム中が総立ちで拍手を送る。陽岱鋼は、日本で言えば大谷翔平のような国際的なスターなのだ。陽の活躍を通じて、台湾の野球ファンは日本の野球を詳しく知るようになっている。

 今のNPBには、日本人と同様、ドラフトで入団した選手として、前述の陽岱鋼(巨人)、呉念庭(西武)、張奕(オリックス)、李杜軒(ロッテ)、廖任磊(巨人を退団)、外国人選手として郭俊麟(西武)、宋家豪(楽天)、チェン・グァンユウ(ロッテ)、呂彦青(阪神)がいる。

 王柏融は、日本ハムに入団すれば外国人選手の扱いになる。破格の大物だが、どんな活躍を見せてくれるだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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