ロッテ井口監督、独占インタで明かした1年目の手応え「ピースほとんどなかったが…」

近い将来を見据えた育成プランの確立「2軍監督に感謝したいと思います」

――元々、高額フリーエージェント選手を獲得するのではなく、若手を育てるチーム方針ですよね。

「そのはずなんですが……(笑)。自分が選手だった頃には見えず、中(首脳陣)に入って分かったことも多かった。育成プランを立て直すという意味では、今岡(真訪)2軍監督がしっかり2軍を見てくれて、その存在は大きかったと思います。逆に、選手にとっては、ちょっと縛られているように感じる部分もあるかな、と思うけど、それは今までできていなかった部分。2軍監督に感謝したいと思います」

――若手選手からは、去年の秋季キャンプから監督の求めるものが変わらないから目標が立てやすい、という声も聞こえました。

「1軍と2軍が統一されていなかったのは、選手の立場からは見えなかった部分。スタートの年でしたけど、いいコミュニケーションを取りながらできたと思います」

――以前、選手、監督・コーチ、フロントオフィスの3者が同じ方向を見ないと、チームは強くなれないと仰有っていました。1年を終えて、3者の意識がまとまりつつあるのでは。

「そうですね。会社も本腰を上げてくれて、今回の丸(佳浩)選手も本気で取りにいってくれています。そういう意味では、球団自体も勝ちたいという思いが強くなってきているんじゃないかと。同時に、それだけ現場に期待してもらっているんで、何とか早いうちに、その期待に応えなければならないと思います」

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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