大谷翔平が抱くアンドゥハーへの敬意「最終的な3人に選んでもらっただけで…」

「実際に行ってみると、すごいレベルが高かった」

「(新人王を)取りたい気持ちはあったけど、実際に行ってみると、すごいレベルが高かった。どこで何をやってきたかは本当に関係なく勝負するところだと感じた」

 日本ハムでは日本一に輝いた16年にMVPを獲得するなど実績は十分だ。当然プライドもあったが、打撃では右足を上げてタイミングを取るフォームから、開幕直前なってすり足気味のフォームに改造。過去の自分を捨てたことがシーズン中の活躍につながったという。

「自分が思っている以上に技術も進歩しているし、自分が考えていた以上に先の技術がたくさん取り入れられている。もっと自分がいい方向に変化していかないと、ついていけない部分はすごく多かった。そこを理解するまで時間がかかりましたし、できる限り自分のやり方でやっていきたい気持ちはあった。そことの葛藤はすごくあった」

 日本ハムの先輩で、野球解説者の岩本勉氏から子供たちへの大リーグのおすすめポイントを聞かれた時に、こう明かしている。
 
「レベルもすごい高いですし、国の違う選手が集まってプレーすることも違った面白さがある。僕も小さい頃からテレビで見てましたけど、実際にグラウンドに立ってプレーしていると、もっともっと感じることが多い。プレーを含めて面白さを伝えられるように頑張るのが僕の仕事。これからも頑張って、より高い舞台に行きたい」

 新人王はこれ以上ない勲章。それでも、野球人・大谷にとってはハイレベルな新人王争いを繰り広げたことが何よりの財産と言えそうだ。

(Full-Count編集部)

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