北別府氏、後輩の広島丸に“エール”「落合さんのメンタル、度胸を見習って」
自身の“経験”から後輩に助言「大変悩んでいるということを伝え聞き…」
広島OBの北別府学氏が26日、自身のブログを更新し、国内FA権を行使した後輩の丸佳浩外野手に“エール”を送った。
北別府氏は「FA」のタイトルでブログを更新。自身がFA権を取得した当時、落合博満氏も同じ状況だったことについて触れ「それは丸選手以上の話題、騒動でしたよ。FA制度が出来た初年度です」と振り返っている。
落合氏は中日時代の1993年オフに導入されたばかりのFA権を行使し、巨人に移籍。その後、日本ハムを経て現役を引退した。北別府氏は「私が何より驚いたのは、落合さん顔色一つ変えずしれっとさらっと宣言して移籍を決められた事」と回顧。一方で、自分自身については「私は前例のないFA宣言をする勇気もありませんでしたし、その時は他球団から話もなかったと思います」と明かしている。
そして、この話を記した理由として「丸選手に落合さんのメンタル、度胸を見習って欲しいと思うからです」と言及。「行使するにしても、今のまま留まるにしても莫大なお金が動くだけの価値のある人気選手であるという事に自信を持ちこれからも活躍して欲しいという事」と“エール”を送った。
根底にあるのは、球団OBとして後輩の丸を想う温かい気持ち。最後には「人柄の良い丸選手、大変悩んでいるということを伝え聞き、これほどの騒動を乗り越え更なる活躍をして欲しいとOBとして願うばかりです。ファンの方々も同じ気持ちだと思うよ」と締めくくっている。
大争奪戦となっているが、果たして丸はどんな決断を下すのだろうか。
(Full-Count編集部)