カノら主力放出のマリナーズを地元紙はメッタ斬り 「暗黒時代が待っている」

今季は89勝を挙げ17年ぶりのプレーオフかと思われたが終盤に失速

 パクストン、カノらスターとともに、中継ぎの実力者アレックス・コロメ投手もホワイトソックスにトレードですでに放出。「彼らは最強のパワーヒッター、ネルソン・クルーズを再契約に関する最低限、もしくはゼロの努力で放出し、デナード・スパンも同じだった」と記事では主力の慰留すらなかったと言及している。そして、ジーン・セグラ内野手、マイク・リーク投手、ディー・ゴードン内野手、カイル・シーガー内野手、ミッチ・ハニガー外野手という主軸のさらなる放出も予想している。

 年俸高騰と加齢の進んだ主力を大量放出し、代わりに若手の有望株を獲得すると同時に人件費を下げるファイヤーセール。アストロズやカブスという近年のワールドシリーズ王者が辿った道が、マリナーズの目指す先だと記事では言及しているが、数年後の再建成功については未知数だという。

「言い換えれば、保証など存在しない。すべての試みは危険に満ちている。プレーオフへの枯渇はさらに進み、20年を超えるだろう。それでも他の選択肢よりも勝っているのだ」

 イチロー外野手が来季開幕戦で復帰濃厚なマリナーズ。今季89勝で17年ぶりのプレーオフ進出に迫ったが、終盤の失速で悲願は叶わず。そして、新たな冬の時代が訪れようとしている。

(Full-Count編集部)

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