日ハム杉浦は140万円増、来季はあさ美夫人ら家族と札幌転居「活躍が一番」
2桁勝利を誓う「20試合以上投げて、その半分以上は勝ちたい」
日本ハムの杉浦稔大投手が4日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、140万円増の1600万円でサイン(金額は推定)。家族と札幌に移り住む来季は2桁勝利を目指す。
右肩痛から復活した今季は7月21日ソフトバンク戦に移籍後初先発し、5回無安打無失点で679日ぶりの白星を挙げた。レギュラーシーズンは3試合に先発して2勝0敗、防御率2.84。クライマックスシリーズファーストステージ第3戦では先発に抜擢された。
球団の期待の大きさを感じているからこそ、今季の成績には満足していない。「復帰できたのは良かった点ですが、試合数がまだまだ少ないですし、登板間隔であったり、イニング数であったり、配慮してもらった中での登板だったので」と振り返る。
来季は先発ローテーションをしっかり守るつもりだ。「先発であれば、中6(日)で回って、最低でも6回、7回、投げられるのがチームにも一番貢献できるのかなと思う。僕の中では中6でもいけると思っています」と語る。
目指すのは2桁勝利。「1年間怪我なくしっかりと投げ続けることが最低限だと思っています。その中で、先発で回るのであれば、20試合以上投げて、その半分以上は勝ちたいと思っています」と力強く言い切った。
元テレビ東京アナウンサーでモーニング娘。の元メンバー、あさ美夫人(31)は第2子を妊娠中。道産子右腕は近々、妻子とともに札幌市内に引っ越す。「僕が活躍すれば、家族も周りの人も幸せになれますし、ファンの方もそれで幸せになるので。とにかく活躍することが一番かなと思います」。地元に居を構えるプロ6年目の来季、公私ともに充実したシーズンにする。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)