菊池雄星は「カズヒサ・イシイくらい…」!? 米メディアが往年の左腕と比較
ポスティングでメジャー挑戦を目指している菊池
今オフにポスティングシステムを利用し、MLB挑戦を目指している西武の菊池雄星投手。日本球界で確かな実績を残し、さらには希少性のある左の先発投手ということもあって、複数のメジャー球団が獲得に名乗りをあげるとみられている。
すでにメジャー球団との交渉が解禁されており、今後の動向に注目が集まる中で、米スポーツサイト「ブリーチャーレポート」は「ユウセイ・キクチはMLBで最新の獲得できる海外からやって来る謎の男である」と題した特集を掲載した。
多くのメジャー球団が獲得を目指すとされる菊池。同サイトでも「ブリーチャー・レポートが聞いたスカウトのほとんどは、キクチが成功すると信じている」としてその力を高く評価する一方で「しかし、全員がそう感じているわけではない」とも指摘。「彼はただ普通だよ。メジャーに挑戦して失敗した他の選手たちほど良くない」とする、あるナ・リーグ球団スカウトのコメントを紹介した。
同サイトが比較対象として挙げたのは、現在、楽天でGMを務める石井一久氏。2001年オフにヤクルトからポスティングシステムを利用し、ドジャースに移籍した石井氏は1年目に14勝をマークした。3年目にも13勝を挙げたが、メッツに移籍した2005年は3勝止まり。2006年に日本球界に復帰した。
メジャーでの4年間で2度の2桁勝利をマークし、105試合で39勝34敗、防御率4.44だった石井氏と比べ「彼はカズヒサ・イシイくらいには良いかもしれない。イシイは2002~05年にドジャースで素晴らしくないが、普通の4シーズンを送った。そして、彼はカーショーの前にキクチが好きな投手だった」と指摘した。
「キクチは彼より良いかもしれない。ブリーチャー・レポートが連絡をとったスカウトの1人が予想したように、彼はメジャーリーグで最高の左腕の1人になるかもしれない。先発投手への需要が高い市場において、どこかのチームが彼に賭けるだろう」とした「ブリーチャーレポート」。果たして菊池はどこの球団へ行き、どれほどの成績を残すだろうか。
(Full-Count編集部)