浅村&炭谷W流出の西武 突きつけられる後継者問題、候補となる若手は?
外野陣では2軍盗塁王の鈴木、13発49打点の愛斗など有望株が並ぶ
〇戸川大輔外野手(2014年育成ドラフト1位)
実家は北海道・日高町で安田記念・秋の天皇賞などを勝った名馬モーリスなどを生産した「戸川牧場」。北海高から球団初の高卒育成選手として入団。2015年に支配下登録され、今年のフレッシュオールスターでは「7番・右翼」でスタメン出場。イースタン・リーグでは打率.219ながら7本塁打、49打点と長打力に成長の跡を見せており、来季は1軍デビューを勝ち取りたい。
〇鈴木将平外野手(2016年ドラフト4位)
静岡高では1年夏、2年春夏と3回出場。3年時には侍ジャパンU-18代表にも選出された。昨年のイースタンではリーグ4位の打率.280をマーク。今年のイースタン・リーグでは打率.224、1本塁打、33打点、26盗塁で盗塁王を獲得した。昨年の台湾ウインターリーグではNPBウエスタン選抜に選出されており、まずは自慢の足を生かして1軍昇格を目指す。
〇愛斗外野手(2015年ドラフト4位)
関西出身ながら埼玉・花咲徳栄高に進み、強打の外野手として活躍。甲子園ではランニングホームランを放っており、足も速い。今年のイースタン・リーグでは打率.250、13本塁打(リーグ6位)、49打点(リーグ5位)。本塁打はチームトップ、打点も戸川と並ぶチームトップで、2人の1軍争いは来シーズン、いっそう激しくなることが予想される。
2018年のドラフトでは3位で内野手の山野辺翔(三菱自動車岡崎)、5位で高校球界屈指の捕手、牧野翔矢(遊学館高)を獲得。競争は激しい。パ・リーグの中でも若手が育つチームだけに、1軍入りで牙を研ぐ若獅子は多士済々。これらの選手の中から、2019年にブレークする選手が出現することを期待したいところだ。
(Full-Count編集部)