トレードを契機に活躍した選手たち…大田&公文獲得のハムは“トレード上手”
2017年にもハムと燕でトレード、ドラ1・杉浦が地元球団へ
【2017年】
○日本ハム エドウィン・エスコバー投手
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○DeNA 黒羽根利規捕手
捕手陣のバックアップを強化したかった日本ハムと、手薄な中継ぎ投手を補強したかったDeNAの間で成立した外国人が絡む珍しいトレードとなった。エスコバーはDeNA移籍後、150キロ超の速球を武器に2年間で5勝20ホールドを記録。防御率も2年間3.51と安定しており、来季の残留も決定した。
○日本ハム 屋宜照悟投手
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○ヤクルト 杉浦稔大投手
今回は日本ハムが新人王の高梨をトレードしたが、この時はヤクルトが2013年のドラフト1位だった杉浦をトレードに出した。杉浦はヤクルト時代から右肩痛に悩まされており、移籍後も2017年はリハビリのため登板せず。しかし、今シーズンは登板3試合ながら2勝0敗と、復活へ向けて一歩を踏み出している。杉浦は北海道の出身でもあり、地元球団へのトレードという側面もあった。屋宜はヤクルト移籍後登板2試合、今シーズンは1軍登板なしと結果を出せていない。
○ソフトバンク 山下斐紹捕手
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○楽天 西田哲朗内野手
西田は2014年に楽天で131試合に出場、打率.250、7本塁打41打点をマークしたが、その後成績を落とした。移籍したソフトバンクでは今季レギュラー遊撃手の今宮の故障離脱などもあり、高田らとともに併用され、72試合に出場。2014年に次ぐ出場試合数を記録し、本塁打も4本放ち、クライマックスシリーズではラッキーボーイ的な活躍も見せた。山下もソフトバンクで6年間37試合だった出場試合数が、今シーズンだけでキャリアハイの43試合に出場。レギュラー捕手の嶋のバックアップとして存在感を見せた。
【2018年】
○阪神 榎田大樹投手
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○西武 岡本洋介投手
榎田は西武に移籍して再生。投手陣に不安のある西武で先発ローテの一角を占め、11勝4敗、防御率3.32。多和田、菊池に次ぐ3番手の勝ち星を稼いだ。阪神時代は2011年、12年と2年連続でセットアッパーとして大活躍したが、13年に先発に転向して4勝9敗と結果が出ず、それ以来不振が続いていたが、先発に固定されたことと西武打線の援護で、期待以上とも言える結果を出した。西武でセットアッパーを担っていた岡本は、阪神で34試合登板、1勝0敗0セーブ2ホールド、防御率3.83。42試合に登板した2015年に次ぐキャリア2番目の登板試合数で、目立たないながらも阪神の中継ぎとして貢献している。
○中日 小川龍也投手
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○西武(金銭)
中日で左の中継ぎ、ワンポイントとして頭角を現し、2016年には44試合登板で1勝1敗、9ホールド、防御率2.27を記録。しかし2017年は18試合3ホールドにとどまり、今年のシーズン途中に、リリーフ補強を模索していた西武へ金銭トレードされた。西武では15試合1勝0敗4ホールド防御率1.59と向上。500万円アップで契約を更改し、復活へきっかけをつかめたシーズンとなった。
近年のトレードを見ると、日本ハムは12球団でもトップのトレードを仕掛け、しかも獲得した選手が活躍する“トレード上手”。ここに挙げたほかにも、今年は市川友也捕手をソフトバンクへ金銭トレード。岡大海外野手と藤岡貴裕投手の交換トレードをロッテと成立させている。ヤクルトもかつての“野村再生工場”の名残りか、移籍選手をうまく使う。選手にとっても、請われて球団を移り、活躍できる場ができるのはいいことだ。来シーズンは、どれだけのトレードが成立し、移籍して活躍する選手が出現するだろうか。
(Full-Count編集部)