黄金時代の郭泰源&デストラーデ、55発カブレラ…印象深い助っ人輩出の西武

「オリエンタル・エキスプレス」郭泰源の117勝は戦後外国人投手最多

 西武ライオンズになってからは強打の外国人が登場。オレステス・デストラーデ、テリー・ウィットフィールドなどは、パ・リーグ投手の脅威となった。ライオンズ最強の外国人打者は、アレックス・カブレラだ。ベネズエラ出身。メジャーでは1シーズンしかプレーしなかったが、2001年に入団するといきなり49本塁打。翌年には王貞治、タフィ・ローズに並ぶNPB記録の55本塁打(当時)を記録。丸太のような腕から本塁打を量産した。

 現役のエルネスト・メヒアも2014年に本塁打王。ライオンズ史上にのこる強打の外国人の一人になっている。

 投手では、なんと言っても郭泰源。台湾出身。王貞治に憧れて野球をはじめ、国際大会で大活躍し「オリエンタル・エキスプレス」の異名をとる。争奪戦の末に西武に入団し、13年の長きにわたってマウンドに上がり、戦後の外国人投手最多の117勝を挙げている。

 救援投手ではアレックス・グラマンが活躍。2008年にはクローザーとして31セーブを挙げている。

 歴代、外国人選手が大活躍してきた西武だが、最近はやや小粒になっている印象は否めない。来季はどんな外国人が登場するだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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