東北福祉大OB佐々木主浩氏、後輩たちに送ったエール「野球も世界を目指して」

東北福祉大優勝報告会に出席したOBの佐々木主浩氏(右端)【写真:高橋昌江】
東北福祉大優勝報告会に出席したOBの佐々木主浩氏(右端)【写真:高橋昌江】

12日に優勝報告会に出席、広島石原は来季に向けて「4連覇を目指す」

 12日に仙台市内のホテルで行われた東北福祉大の硬式野球部、ゴルフ部、軟式野球部の優勝報告会に、同大OBの野球解説者・佐々木主浩氏も出席した。

 6月の大学選手権で14年ぶり3度目の優勝を果たした東北福祉大。その準決勝を観戦したという佐々木氏は、毎年のように日本一になっているゴルフ部と比較し、「(最近)野球部の肩身が狭かったので、久しぶりに日本一になってよかったなと思います」と後輩たちを称えた。

 東北高から1986年に東北福祉大に入学した佐々木氏は「僕が入った時にちょうど、室内練習場ができ、その横にゴルフ練習場を作っている時だった」と回想。「選手が思い切り練習できる環境作りはしてもらった。強くなるのはこういうところなのかなと思います。特にゴルフ部は毎年、強いですし、野球部も日本一に3回、なっているのはすごいこと。そういう部分では学校関係者の方、OB、現役選手の一生懸命さが出たのかなと思います」と話した。

 会にはゴルフ部OBの池田勇太や松山英樹らも参加。日米通算381セーブを挙げた大魔神は「ゴルフの方は松山も勇太も(宮里)優作も、世界でやっている。(後輩たちは)学生日本一になりましたが、世界一を目指してやってほしい。野球もメジャーリーガーがこれだけ出てきましたので、野球の方も世界を目指して後輩たちには頑張ってほしいと思います」とエールを送った。

 また、01年度卒業の広島・石原慶幸捕手も母校の活躍を喜んだ。学生時代を振り返り、「大竹(栄部長)先生が常日頃、『中央、東京には絶対に負けるな』と言っていて、それが耳にタコができるほど聞いていた。そういう気持ちで頑張ってやろうと思っていた」と振り返る。今年はリーグ3連覇を達成し、「僕が入団してからのことを考えると広島東洋カープで3連覇できたということはすごく嬉しいこと。来年はすごく難しい立場になると思うが、4連覇を目指して頑張ってやっていきたい」と18年目のシーズンに向けて誓っていた。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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