今年のドラ1超有望株右腕が「大麻の使用」で50試合出場停止 本人は「謝罪」
プロ1年目のロバーツが2度目の陽性反応で出場停止「全て自分の責任」
カージナルスのトッププロスペクト(若手有望株)右腕が、薬物規定違反で50試合の出場停止処分を受けた。本人は「大麻を使用した」とツイッターで告白。今年のドラフト1巡目指名(全体43位)でプロ入りしたばかりの選手とあって、地元にも衝撃が走っている。
処分を受けたのは、グリフィン・ロバーツ投手。カージナルスから今年のドラフトで1巡目指名を受けて、ルーキーリーグでプレーを始めると、いきなりハイAと呼ばれる「1A+」に昇格し、1試合に登板した。ルーキーリーグでは、7試合登板(2先発)で0勝1敗、防御率6.23という成績ながら、8回2/3で13奪三振をマーク。1A+では1試合1イニングを3者凡退、2奪三振と好投していた。
その才能が高く評価されていることは間違いないが、薬物検査で2度目の陽性反応が出たため、出場停止処分を受けたという。地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」のデリック・グールド記者は「MLBによると、カージナルス傘下A+の投手グリフィン・ロバーツが薬物検査で2度目となる陽性反応が出たことにより、50試合の出場停止処分を受けた。カージナルスから今年のドラフトの戦力均衡ラウンドで指名を受け、ウェイク・フォレスト大学出身の22歳のロバーツは昇格が早い投手だと見られていた」と伝えている。
これを受けて、NBCスポーツやESPN、ヤフースポーツもこのニュースを速報。プロスペクトの情報を伝える「MLBパイプライン」がロバーツの出場停止についてつぶやくと、ファンからは「大麻に手を出すな」「馬鹿げている」「最も理解できないのは、多くのマイナーリーガーには大麻を買う金銭的余裕なんてないことだ」といった声に加えて「ここには多くの人がいるようだ。失敗したことのない者は挙手してほしい」と擁護する声も挙がった。
ロバーツ本人はツイッターで「大麻を使用し、MiLBの薬物規定に違反したことについて、セントルイス・カージナルスとファンに謝罪します。違反したことは全て自分の責任であり、50試合の出場停止処分を受け入れます。今はフィールドに戻り、ベストを尽くすことに専念します」と謝罪のコメントを掲載している。