野球離れに歯止めを 平塚市中学教員らが結集し「平塚やきゅフェス」開催

平塚野球復活に向けて初開催された「やきゅフェス」

 今回初開催となった「やきゅフェス」では、里倉氏の呼びかけにより、15人超の教員に加え、当日、子どもたちの見本にもなった硬式社会人野球クラブ「神奈川中央クラブ」のメンバー5名が集結した。

 午前は平塚の中学軟式野球部選抜(オール平塚)と3年育成会のメンバーへの野球教室。午後は5、6年生を中心とした斎藤隆氏による野球教室と野球体験コーナー「ボールパークイベント」が同時開催された。

 午前中の野球教室を受講した中学野球部員は、引き続き午後からお手伝いとして活動を補助した。斎藤隆氏は中学軟式から東北福祉大3年でピッチャーとなり、プロ入り。どこでどんな転機があるかをよく知っている。 

 5、6年生を中心とした意図として、里倉氏は

「小学校から中学校へ上がるまでの間に、野球を続けようという気持ちが途切れないようにしたい。そこで、中学で野球に取り組むカッコいい先輩たちと触れ合いながら、プロから野球を学べる機会を作りたい」

 というのが、今回の野球教室開催のきっかけだと語った。

 今後の野球競技人口減少に対して、アクションを起こすべきポイントは「継続率」ではないだろうか。

 キャッチボールから始まり、内野を使ったボールまわしやファウルゾーンでの内野ノックを行い、神奈川中央クラブの面々が中継の見本を披露し、子どもたちを驚かせた。その後、バッティング練習をして、全行程を終えた。当日は「ボールまわし賞」と「ホームラン賞」が準備されており、子どもたちは大いに盛り上がりを見せた。

 外野の芝生の上では、未就学児や野球未経験者の子どもたちに対し、「ボールパークイベント」を開催した。

開催内容は

・ティーボール体験
・ストラックアウト
・平塚ベース体験
・キャッチボール体験

の4つの体験スペース。ストラックアウトでは、当日のイベント会場となった“バッティングパレス相石スタジアムひらつか”のネーミングライツを持つ「バッティングパレス」が、ストラックアウトボードを貸し出した。

体験を通じ未来へつなぐ 「野球は楽しい」と感じてほしい

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