ヤ軍再契約、来季引退のサバシアが世界一に自信 「今こそ勝たなきゃいけない時」
補強を行い充実の投手陣となったヤンキース「プレーするのが楽しみ」
ヤンキースと1年800万ドル(約9億700万円)で再契約を果たしたベテラン左腕CC・サバシア投手。近年は数々の故障を抱えていたが今季は29試合に登板し9勝7敗、防御率3.65の成績を残し復活の兆しを見せた。再び名門・ヤンキースに復帰したベテラン左腕が米メディアのインタビューに応じている。
2001年にインディアンスでメジャーデビューを果たしたサバシアはメジャー18年で通算246勝153敗、防御率3.70、2986奪三振。07年にはサイ・ヤング賞を獲得するなど圧巻の成績を誇っている。ニューヨークの地元メディア「イエス・ネットワーク」内の番組「Yankees Hot Stove」に出演した左腕はまず最初にヤンキースと再契約した喜びを口にしてる。
「ワクワクしているよ。ヤンキースで自分のキャリアを終えることができるのは素晴らしいことだね。(18年のキャリアの中で)ここニューヨークでの在籍期間が一番長いんだ。素晴らしい功績だと思う。ここでキャリアを終えることができて、願わくばパレードで締めくくりたいね。それがゴールさ」
サバシアは今季は29試合に登板し復調の気配を見せると、チームはプレーオフに進出。来年限りでの現役引退を決意している左腕は慣れ親しんだヤンキースで現役ラストイヤーを締めくくりたい意向を口にしている。
来季は10年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すチームにも言及。現状の戦力でも十分に世界一を目指せると感じており「辛いことだけれど、経験が必要なんだ。昨年はジャッジが新人で、今年はグレイバー(トーレス)とミギー(アンドゥハーの愛称)がそうだった。10月を若手で乗り切るのは難しいことだよ。だから、来年迎えるシーズンは(ワールドシリーズ制覇へ向け)準備が整うと思う」と自信を口にしている。
チームの先発投手にはセベリーノ、田中将大、そしてマリナーズから左腕パクストンをトレードで獲得。来シーズンに向け「セベリーノ、タナカ。僕には彼らが必要なんだ。復帰できることにワクワクしているよ。僕にとっては、今こそ勝たなきゃいけない時なんだ。力を合わせて、最後までやり遂げることができることを願っているよ。今すぐにでもプレーしたいね。変な感覚だけど、今までこう感じることは無かったよ。全てを楽しむつもりだけど、とにかくプレーするのが楽しみだね」と手応えを感じている様子。
現役最終年となる2019年シーズンを有終の美で飾ることはできるのか。名門ヤンキースを支えてきたベテランが勝負の1年に挑む。
(Full-Count編集部)